ハヨ旦那転職列伝・玖 〜面接はコロナ・ショック・サスペンス〜
前回
転職のやる気を出したら結構すぐに面接に行けたイージーモードなハヨ旦那
初めての転職面接から数日経ち、エージェントのスミスから結果の連絡が届いた。
なんと、その結果は…
「ダメでした〜」
だよね〜\(^o^)/ハヨ旦那は予想通りの結果にオワタした。
「企業様の求める人材像とマッチしなかった模様ドス。」
「それは僕もそう思いました。」
1社目の面接は、終始和やかな雰囲気で行われた。楽しかった。
が、実際面接してみたら、ハヨ旦那が軸に置いた「今の会社の仕事とあんまり業種をズラさない」というところが、結構ズレズレだったのである。
なのでこれは進めないだろうな〜とハヨ旦那も思っていたので、このオワタは、割とポジティブなオワタであった。
スミスがイキって持ってきた求人票だけじゃ、会社の全ては分からない。
ハヨ旦那は1社目から大きな学びを得ることができた。
そして2社目の面接。
大きな学びの次は、大きなショックを受けることになった。
面接は、1社目のような職務内容に関する違和感もなく、割と手応えある感触だった。
なんと、その結果は…
「ダメでした〜」
そうですか〜\(^o^)/
それから、不採用の理由を見たハヨ旦那は、\(^o^)/オワタから/(^o^)\ナンテコッタイに移行した。
「中途で採用するスタッフとしては、能力が足りていないと感じた。」
オブラートに包んで、「無能」と言われたのである。
ブッフォ ∵(^p^)
そこまで言っちゃう?
これは、、、
きっと 求める人物像と合致していなかったのだ 忘れよう。
ハヨ旦那は切り替えが上手だった。
「厳しいドスよ、ハヨ旦那さん。」
前向き、というか都合の悪いことはすぐ忘れようとするハヨ旦那に対して、しかしスミスは冷たく追い討ちをかけるように言った。
時は2020年3月。
「コロナどス。」
「コロ…なっ…?」
「コロナの影響で求人市場も冷え冷えドス。
私も善処しますが、今までみたいにマッチした求人をたくさんお出しできるかは、保証しかねまス。
転職したかったら、希望業界や職種をあまり絞りすぎないことをオススメするドス。」
ハヨ旦那はお得意の白目を繰り出した。
軸が無いと言ってオヨオヨしたり、嫁が溶けてるのを介抱したりしていたら、全く予想だにしていなかったウイルスの猛威により、転職活動を妨害されることになってしまった。
そんなことって、ある?
ウイルスだなんて、往年の迷作・沈黙の陰謀かよ…
ウイルス映画だったということしか正直覚えていねぇ…
スティーブン・セガールだから見たけど、ちっとも面白くなかった…
そもそもこの辺りから陰謀どころか、セガールアクションが沈黙し始めたのだ。何故だ。年だからか。沈黙の戦艦カムバック。
そう、ハヨ旦那はドンパチ映画評論家だったのだ。同じウイルス系映画であれば、アウトブレイクをオススメしたい。
話が逸れた。
ハヨ旦那は白目に明かりを灯し直し、背景を沈黙の陰謀っぽい色合いにした。奇しくも、アウトブレイクっぽい色合いでもあった。
映画等で多くのウイルスパニックを見てきたハヨ旦那は、この事態の収束までにはおそらく年単位の時間がかかるだろうということを学んでいた。
そうなれば、犬一匹がピーピー騒いでもどうなるものでは無い。やれることをやるしかないのだ。
「コロナだろうが、セガールだろうが、やるっきゃねぇ。。
転職しなきゃ、ハヨさん(妻)と一緒に暮らせねぇんだよ!!」
俺はハヨさんと一緒に暮らし、ハヨさんを守る。
決意を固くしたハヨ旦那は、もはやその歩みを止めることはなかった。
ビックカメラで買ったマイクを携え、リモート面談にもガンガンに挑む覚悟は揺るがなかった。
強いぞ、ハヨ旦那。頑張れ、ハヨ旦那。内定の星は、きっと君の頭上に輝くー。
次回、最終話「きっと全てが上手くいく」Coming soon...
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おまけ ドンパチ映画評論家・ハヨ旦那のオススメセガールアクション
原題と邦題ちがいすぎてウケるね(^o^)/